Picasa 3.9  バージョンアップ判  ポートレイト<処理>

表参道「Dior」のショーウィンドーの美しくスタイリッシュなマネキン・Picasa 3 の使い方

<原画> ・・・表参道「Dior」のショーウィンドーの美しくスタイリッシュなマネキン。 夜にガラス越しの撮影となったので、かなり ”不利” な撮影条件となる。 だからこそ、今回のPicasa 3.9 がバージョンアップされた<様々な処理>を試してみる価値があると・・。 先ずは、以前からあった Picasa 3 の使い方(ソフトフォーカス効果、ティント効果、グラデーション効果、セピア加工)から入ってみよう。 また、全ての処理・効果は原画の状態に戻してから、繰り返し処理・効果をかけている。 連続した複数の編集処理加工をした画像は他のページで紹介している。

 

       ・・・・・・・・・・・  今までのPicasa 3 で出来たこと ・・・・・・・・・・・

表参道「Dior」のショーウィンドーの美しくスタイリッシュなマネキン・<ソフトフォーカス>効果

Picasa 3 のときからあった<ソフトフォーカス>効果を使っている。 ポートレイト撮影などでは、背景をぼかして人物を浮き上がらせて見せる必要がある。 ニコンでいえば、A設定で引きつけて撮ればよいのだが、そのような上手な撮影ができない場合、編集の段階でこの<ソフトフォーカス>効果を使えばある程度カバーできる。 Picasa 3.9 での<焦点を拡大処理>も似ているが、こちらはかなり ”大袈裟” になってしまう。

 

Picasa 3.9  がバージョンアップの様々な処理の解説・<ティント>効果

<ティント>効果を使っている。 <色の選択> はブルーに指定し、フェードのスライドバーを微妙に調整している。 初期設定値では、指定した色のブルーのモノクロ画像になる。 スライドバーを右に側に調整しながら、原画の色合いとのバランスをとっていく。

 

Picasa 3.9  がバージョンアップの様々な処理の解説・<グラデーション>効果

<グラデーション>効果。 斜め上位置からオレンジ色のフィルタをかけている。 色の選択は<オレンジ>、フェザー処理(ぼかし具合)は強めに、シェードは中央に調整しているので、普通の強さ。 色の選択、フェザー処理、シェード、画面の中に入る「マーク」の位置の決め方など、高度な技術とセンスを必要とする。 たとえば、下方向から効果をかけたいのなら、画像を逆さまに回転させてから、<グラデーション>効果を使えばよい。 したがって、画像を回転させれば、全ての方向から効果をかけられる。

 

Picasa 3.9  がバージョンアップの様々な処理の解説・<セピア>

次は、写真をセピアトーンに加工する<セピア>を使ってみる。 この加工では、画像の印象が薄くなり、ぼんやりした写真になりがちです。 <コントラスト>を少し高めにし、<シャドー>を加えてやれば、上のような写真になります。

 

 ・・・・ 今回のバージョンアップ判 Picasa 3.9  で何ができるようになったか ・・・・

赤外線フィルム 処理

赤外線フィルム 処理 ・・・ ここからは、Picasa 3.9  バージョンアップ判の<様々な処理>を紹介します。 白黒の赤外線フィルムのような写真にしたいときに使うが、<フェード>位置を右にずらしていけば、原画の色合いに戻っていく。 デフォルト(初期設定)で見えてくる画像が白黒だが、この場合は、<フェード>位置を少し右にずらし、原画のニュアンスを出そうとしている。 原画の口紅の色と比べるとわかるが、赤系の色が特に強くなる傾向がある。

 

LOMO風 処理

LOMO風 処理 ・・・トイカメラで撮影された写真のようにする。 ぼかし(エッジ>のスライドバーを使うことによって、周辺部にぼかしを入れることができる。 モダンでスタイリッシュな「Dior」のマネキンとは相性が良くないのだろうか、<LOMO風 処理>の面白さは見えてこないようだ。

 

初期設定値で見えてくる<HOLGA風 処理>した写真

 

HOLGA風 処理した画像

HOLGA風 処理 ・・・上に二枚の画像はいずれも<HOLGA風 処理>をしているが、モノクロに見える写真は初期設定値で見えてくるもので、<ぼかし>や<グレイン>効果も入り、魅力的なモノクロ写真に変貌する。 LOMO風 処理にはない、画面にざらざら感を加える<グレイン>効果を加えることができることが特徴。 フェード位置を変えていけば、(すぐ上に見える)下のような画像となる。

 

細かなディテールは失われ、メリハリの効いた写真

HDR風 処理 ・・・ 細かなディテールは失われ、メリハリの効いた写真になる。 <半径>、<強度>、<フェード>のスライドバーを調整がデリケートで難しい。。

 

シネマスコープ 処理した写真

シネマスコープ 処理 ・・・ 遠い昔の記憶が甦る、懐かしさを感じさせる画像になる。 プリントアウトして写真にする場合は別として、PCのディスプレイで見る限りはデジタル画像では今以上の精度(ディテール)は望めないのかもしれないし、見る側も求めていないのかもしれない。 これからは、この<シネマスコープ 処理>のように、精度ではなく感性で見せる画像が好まれるのだろう。 <レターボックス>のチェックを外せば、上下の太い帯はなくなります。

 

オートン風 処理したマネキンの写真

オートン風 処理 ・・・ 何とも魅力的な画像に変身する。 人ではなく、マネキンを編集処理しているので確かなことは言えないが、”冷たさ” を感じさせる女性に温かみが出てくるようでもある。 外見だけでなく、人格にまで<オートン風 処理>が出来るとよいのだが・x・

 

  

1960年代 処理

1960年代 処理 ・・・ 1960年代前半は、エルビス・プレスリーのロカビリー時代であり、1965年以降はロック・ミュージック(ビートルズやストーンズ)の時代でもある。 私には、その時代の記憶はあるが、この編集処理の感性とはダブってこない。 その時代(私の若い頃)の写真が出てくれば、確かにこのように黄ばんだ写真ではある。 若い人たちが想像する「1960年代」と、その時代を生きた人間の記憶の中にある「1960年代」が違ってくることは当然でもあるが。

 

色を反転 処理

色を反転 処理 ・・・ネガフィルムを見るように処理する。 色合いを反転させる処理であるから、再度、行えば、元の画像に戻る。 原画が赤系なので、反転すれば青系になることは当然。 画像によっては、面白いアート作品を生みそうだが、この処理自体の利用価値は(私には)説明できない。

 

ヒートマップ 処理

ヒートマップ 処理 ・・・ 色調やフェード位置を変えることで、写真のニュアンスがかわる。 原画と比較すると面白い。

 

クロスプロセス 処理

クロスプロセス 処理 ・・・ 人物写真でも風景写真でも、この<クロスプロセス 処理> を加えると ”いい感じ写真” にかわる。 これまでの Picasa 3 の編集加工が物理的な必要性から生まれたものであるなら、今回の Picasa 3.9(の処理)は、感性的な必要性から追求されたものであると言える。 Picasa 3 にはスキルが問われ、Picasa 3.9 には趣味趣向(美意識)が問われるようである。

 

ポスタライズ 処理

ポスタライズ 処理 ・・・ 詳細や色数を減らすことによって、”簡単”な画像にすること。 写真を絵やイラストにする・・と考えてもよい。

 

デュオトーン 処理

デュオトーン 処理 ・・・写真の色を二色に変換(還元)する処理。 この場合は、「パープル」と「オレンジ」に指定してみました。 斬新さが際立ちます。

 

  

ブースト 処理

ブースト 処理 ・・・ 強めの印象ある画像にかえる。 彩度とコントラストの両方を上げる処理。 この場合は、原画よりもこちらがずっと面白い画像になったように思う。

 

ソフト 処理

ソフト 処理 ・・・ 人物写真を多く撮る人には、この<ソフト 処理>はとても有難い。 肌の質感を滑らかにする。 悪く言えば、細部(ディテール)を消してしまうが、肌のシワやシミも同時に無くしてしまう。 ポートレイト写真の処理過程において、<ソフト 処理>をかけてから、<シャープ>効果を使うこともある。 この<ソフト 処理>と<シャープ>効果は相反する編集処理のように思うが、決してそんなことはない。 後ほど、別ページにて、画像を載せながら ”相反する編集処理” でないことを実証してみます。

 

周辺減光 処理

周辺減光 処理 ・・・ 素人カメラマンにとって最も厄介なのがライティングの問題なのだと思う。 ポートレイトではカメラの設定や撮り方から背景をぼかすことはできても、人物の周囲を暗くすることには無理があります。 そんな場合に、この<周辺減光 処理>はとても便利なのです。 素人でもプロが撮った写真のように見せることができます。 今までは、写真が上手か下手かは、カメラの性能と撮り手の技術によるところが大きかったのだが、これからは編集処理の仕方が大きく関わってくることになります。 詰まるところ、デジタルともなれば、膨大な量の写真の中からどの写真をセレクトするか?であり、その写真をどのように編集するか?というセンスの問題なのですね。

 

モザイク 処理

モザイク 処理 ・・・ <モザイク 処理>と言われれば、何やら如何わしい画像処理を想像する人もいるだろうが、この Picasa 3.9 <モザイク 処理>は部分でなく全体にかかるブロック状の低解像度の写真にする処理ではある。 <ピクセルサイズ>は読んで字のごとくであるが、<ブレンドモード>の決め方は難しく、スライドバーでどのように変化するか?の予測は困難です。

 

焦点を拡大 処理

焦点を拡大 処理 ・・・ ポイントを決めた部分はそのままの状態にしておき、周囲を暈して(拡大したような錯覚を与える)ように処理します。 <ズーム>や<焦点距離>などの決め方によっても、かなり画像の印象が変わるので、(今回の新たな処理機能の中でも)使い方の難しい処理の一つかもしれないと思っている。

 

スケッチ 処理

スケッチ 処理 ・・・今回の Picasa 3.9 の中でも驚かされる処理の一つで、<スケッチ>ボタンを押した段階では、鉛筆でスケッチしたような画像が見えてくる。 <スケッチ>ボタンを押した段階では、白黒だが、フェードのスライドバーを左に移動させれば(原画に近くなり)色合いなども見えてくる・・・この場合は、スライドバーを左から20%位に指定している。

 

ネオン 処理

ネオン 処理 ・・・原画と比べるとよく分かるが、輪郭線に沿って(指定した)色を上塗りするような処理です。 この場合は、薄いピンク色を使ってます。

 

マンガ 処理

マンガ 処理 ・・・ 多少の調整はしてますが、ほとんど初期設定値のままです。 <カラーブラシ>は右に移動させるとぼんやりします。 <ドットの密度>とは、部分あたりのドットの数です。

 

枠線 処理

枠線 処理 ・・・ この処理以降は、写真をどう見せるか? その展示方法を決める処理です。 この<枠線 処理>は平面的ですが、これだけでも十分な展示方法だと思います。 既成概念は創りたくないのですが、内側の線は写真の全体を支配する色を、外側の色は写真の中で最も暗い部分の色を使うと無難で落ち着いた「作品展示」になると思います。 この<枠線 処理>も<ドロップシャドウ 処理>同様、<ミュージアムマット 処理>する前段階と考えることもできます。 これら三つの処理は、順番と組み合わせによって、様々な展示方法を提案できると思います。

 

ドロップシャドウ 処理

ドロップシャドウ 処理 写真が背景から浮かび上がって見えるような処理をする。 <距離>、<角度>、<サイズ>、<フェード>など、好みにもよりますが、それなりの経験値がないとコンセプト(出来上がりのイメージ)すら難しいかもしれません。

 

  

ミュージアムマット 処理

ミュージアムマット 処理 ・・・写真に影付きのマット処理をする。 影がつくことで、額・フレームに厚みが生まれ、立体感が出てくる。 <ドロップシャドウ 処理>をした後に<ミュージアムマット 処理>をしてます。 内側の枠の色はグレーで細め、外側は黒で細めにしてます。 <ドロップシャドウ 処理>した部分が、アルミニウムの厚みのある額を思わせますね。

 

       ポラロイド ポラロイド

ポラロイド ・・・インスタント(ポラロイド)カメラで撮ったような写真に出来ます。 フレームの色は選べますし、写真の傾きを変えることもできます。

Picasa 3.9  バージョンアップ判での編集処理を実験的に(同一の写真で)試してます。 同一の写真を使うのは、それぞれの処理を比較するためであり、この「Dior」のショーウィンドーの美しくスタイリッシュなマネキンのフォトには適さない処理もあります。 事実、肌の質感を滑らかにする処理として、<ソフト 処理>を試してますが、マネキンの肌は最初からスベスベですから、その意味がありません・・・だからと言って、私の撮った女性モデルさんの写真を使うことにも無理があります。 スタジオやお散歩撮影でのフォトを編集処理 ・・・< Picasa 3.9 による女性フォト 処理 > 。

 絵を描く事も同様ですが、上手な人はこの世にいくらでもいますから上手であることそのものには意味や価値はありません。 写真も同様で感性を発揮して撮る写真というものはあります・・・ポートレイト撮影初級ガイド をご覧ください。 才能豊かなカメラマンがセンスの良い写真と編集処理を解説してます。 スタイリッシュでカッコいい写真を撮りたい方にお薦めです。

 

           <スポンサーリンク>

          

 

Picasa 使い方 <Top>    Picasa 3.9 で風景写真・処理       Picasa 3.9 で編集処理「裏原宿」 < back   next >  赤外線フィルム 処理

Copyright higasi.com All Rights Reserved
email teh6452@gmail.com